ひとりがたり

偏ったメンドクサイ方は御免です。

哀悼 G・ハックマン

遠い昔を思い出したように甦った
ジーン・ハックマンの訃報。
落ち着いて書く気になりました。
フェイ・ダナウェィが人気だった
頃の「俺たちに明日はない」は
鮮烈な映画で、残念ながら封切り
時には学生で小遣いが無く、
数年後にグリコ看板の橋向かいに
あった戎橋劇場や堂島にあった
大毎地下劇場などの名画座での
再映で、何度も観ました。
ノーテンキな兄貴役を演じた彼は
異色でした。



売れなかった時代が長く、
30代の後半から仕事が出来たとか。
ダスティン・ホフマン、ロバート
デュバルとかの共同生活も凄い話
ですね。
「スケアクロウ」での、
アル・パチーノとの共演は鮮烈
でした。
その当時はアルとダスティンとを
ゴッチャになっていたな・・・
寒がりなジーンが何枚着ているん
だと一枚ずつ脱ぐのが笑えました。
悪役も素晴らしく見事でしたね。



「フレンチコネクション」の
ポパイ役のキャスティング等、
米国映画の懐の深さだと思います。
日本の映画界で起用するとすれば
大前均かな。
現実では有り得ませんものね。
(大前均=ジーン・ハックマン説
これが通じたら面白いけど・・)



ただ邦画では、黒澤の用心棒でも
分かるけれど、役者の背丈が低く
それらの顔部分を撮ろうとすると
G馬場のような羅生門綱五郎の顔
部分にはカメラの枠が当たらない。
だから、大前さんが活躍するには
時代が早過ぎた不運だと思う。



Ps,
増山氏たちの騒動、
臭いものを隠そうとした行為が
公用パソコンのオープンにより
明らかになると、
彼らへの処分は間違っていると
なりますよね。
都合の良いルールよりも正誤が
上回るかと。



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