ひとりがたり

偏ったメンドクサイ方は御免です。

〇ルマン深夜劇場



今夜の深夜劇場には何が登場するか?

映画全盛が衰退しTVで映画が観れる

ことに興奮した頃がありましたね。

黒澤映画がノーカットで放送だとか

太陽がいっぱいのドロンの吹替えを

誰にするかとか、ワクワクしたのも

今では遠い昔、TVも減速の頃ですが

次々と転換期となり時代が変革します。



「上海から来た女」

映画が始まるなりOウェルズの語り、

「俺のバカさ加減を語り出すと終わり

が見えない」

そこに馬車に乗ったリタ・ヘイワース

が登場。

通りすがったときに「おっ、いい女」
とばかり、グッと来て呼び止める。

そして、俺の最後のタバコだと一本を

差し出す。

「私はタバコを吸わないの」と言いな

がらオーソンの気配に押され受け取り、

ハンカチで包んでバッグに入れる。

それが、彼女との最初の出会いだった。

それからは彼女を思う気持ちで頭がい

っぱいになった。


この語りが終わり、物語が始まる。

馬車が走り、しばらく歩いていると

リタが数人の男たちに襲われかけている

場に出合せます。

オーソン、急いで止めに入ります。

ガッツ石松さん、実弟が数人の暴漢に

襲われていると聞き駆け付けて10数人を

相手にKOしたような勢いで、ぶっ倒して

リタのハートをグッと引き寄せるのです、


わたしも明日からボクシングジムに通う

気になって来ましたが、遅いでしょうか?

当時、ふたりは夫婦だったらしいですね。


1940年代後半の制作だからワタクシも

生まれていないし、リタは母より年長。

古い女優さんでありながら名前を知る

のは映画「ショーシャンクの空に」の

原作となったスティーヴン・キングの

「塀の中のリタ・ヘイワ―ス」からで

しょうか。

ティム・ロビンスが演じるアンディが

コツコツと脱走口を掘った抜け穴の

入口を隠すようにぶら下げられた、

リタのポスター。



ですが、ですが、

上海から来た女、これ以上は書きません。

興味があれば詳細を語るブログもござい

ますので検索されて、ご参照ください。



Mea Culpa(夜は恋人)



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